この前ウェブで「個展を開くわけでもなく、賞に応募するでもなく、作品と言っている人の気がしれない。しかも限定公開で載せてる意味が分からない。」という文章を見て思わず笑ってしまいました。
最初に断わっておきます。これは私の主観ですが少数派の人は同じ意見を持っています。
写真はフィルムの時代からデジタルの時代に変わりました。多くの人が写真はパソコンや携帯端末で見る時代です。なので当然のように私はウェブ展示を目的として撮影をしています。プリントアウトして何かをしようなどとは思ったことがありません。
なぜ、便利なデジカメを使いながらアナログのプリントアウトにこだわるのか・・・。この考えの人は中年世代の男性アマチュアカメラマンや意外にもプロカメラマンに多いようです。
私の写真や作品はウェブに展示して完成です。そのために撮影し、グリッドもトリミングもリサイズもすべてウェブ展示を前提として作業しています。この作品に関してもこれだけ大きなグリッドが入ったものをプリントすれば茶色の主張が強く全く違う写真になってしまいます。
時々、被写体への感謝の気持ちを込めてプリントしたり、誘われた写真展でプリントすることはあります。その場合チョイスする写真も大事ですし、編集作業からやり直すこともあります。私の写真は画質を落とし劣化させるため、プリントすると何ともみじめな作品になってしまうことが多いのです。
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