例えばニュースを見ていて殺人事件があったとしても、それはきっと非現実世界のものとしてみるでしょう。でもそれが同じ町内だったら?隣で起きたら?
それでも現実世界から離れたくない人はいるようです。
殺人事件があった時のはなしをしましたが、これを読みながらあなたはもし自分の家族が殺されたら、という想像をしたかもしれません。多くの人がそうだと推測します。
では、自分が加害者になったら、もしくは自分が殺されたらと思った人はどのくらいの割合でいるでしょうか。この考えの人は少し変わった感性の持ち主で、非現実世界を多少なりとも認めてる人たちなのではないかと思います。非現実というのは、ありえないことではなく認めたくない事実なのです。多くの人が自分の死を意識せずに生きていますが、変わった感性を持つマイノリティ(少数派)の人は死を現実のものとしてとらえ、生きています。
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