具体的に言うと、お散歩撮影と違い言葉は必要ありません。カメラマンの一定の間隔できるシャッターに対しモデルのポージング(表現)がぶつかる。それをカメラマンは受け止め、切りとる。そういう作業だと思います。
ここで、ファッションモデルのような決め決めのポーズになると、モデルに相当の経験がないと厳しいと思います。
例えば同じ背景、同じメイクの中、2時間撮影するとして1000の違うポージングと表情をつくらなければいけないのですから。なのでフォトセッションは「静」ではなく「動」の切りとり作業といったほうが分かりやすいですね。動きの中のポージングを切りとる。
これは撮影会などに慣れたモデルにはなかなか難しいのだそうです。
展示している写真ですが、決めたポーズではなく動きの中から生まれたポーズです。私は決めたポージングよりこういうポーズのほうが好きで、お散歩撮影の中からチョイスするのもこういうものが多いです。
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